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神経内科について |
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神経内科は神経系(脳、脊髄、末梢神経、自律神経)や筋肉の病気を専門とする内科の一分野です。
内科の中でも臓器ごとに専門分化しているため、よく知られている様な循環器科は心臓や血管を、呼吸器科は気管や肺を、消化器科は食道〜腸や肝臓などを専門としているように、主に神経系の病気を診断・治療する科とすれば少しはお分かりいただけるでしょうか。
そこでよく勘違いされることは、神経と精神の違いだと思います。神経は脳や末梢神経などのように目に見える体の器官一部の事ですが、精神は感情や心の働きに関係しており、脳が関与する事は確かですが目に見えないものです。パソコンで神経と精神を例えるならば、パソコン本体(CPU、メモリーなど)とケーブルなどが神経で、そこで動いているソフトウェアが精神といえるかも知れません。
▼どんな症状を診るの
当然、神経の障害をおこした内科疾患について診るわけですが、先に神経の障害をおこした他の内科疾患や整形外科疾患なども診ていきます(例えば、めまいが貧血や血圧の異常で起きていたり、手足のしびれの原因が糖尿病や脊椎の異常であったりするなど)。
主な症状としては、頭痛、めまい、立ちくらみ、物忘れ、しびれ、神経痛、手足のふるえ、まぶたのふるえ、手足に力が入らない、歩きにくい などがあげられます。
外来診察では、頭痛、首の痛み、手足のしびれが多い統計が出ています。特に、片頭痛には新しい薬ができたので、以前よりは回復が良いと感じています。
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